スモールトーク
真夏の健康経営

ずっと前から暑い日が続き、これから先もまだまだ暑い夏が続きそうです。熱中症対策が罰則付きで義務化されたと報道があり、大袈裟なことのように受け止めていたのですが、今年の夏にはなかなかタイムリーなことだったようです。この暑さで、事務所でも自宅でも、エアコンはほぼ休むことなく稼働し、植木や花壇の水遣りも毎日のことになりました。ついでに、水が気持ちいい季節、自分自身、水を被ることも多くなりました。ただ、あまり長く外にいると日に焼けて辛いので、エアコンの効いた室内にこもる時間が多くなってしまい、外に出るときも自動車での移動が殆どなので、言われる前から運動不足を体感する生活になりました。休日でも日中の運動は危険なレベルで、家に引き籠って昼寝ばかりも退屈になり、気になっていた「健康経営」のセミナー配信を視聴してみました。健康経営とは、企業が従業員の健康に配慮すると経営に大きな効果が期待できるという基盤に立って、健康管理を経営的視点から考えて戦略的に実践すること、とされます。高齢社会と言われる中で、高齢化は自然現象だが老化は病的現象という認識からスタートして、生涯現役として健康と働き甲斐を失わず長く働くことをテーマとして話が進みました。人手不足を背景に働き盛りの人の死亡原因は自殺が多く高齢になるとガンが多くなり、人の進化と社会の発展に心の豊かさや働き方が伴わず、DXを進めても相変わらず長時間労働で生産性が低下したままとの指摘がありました。折角の長寿を手に入れながら人の健康やパフォーマンスが見劣りする老化社会ではなく、信頼と生産性を備えた生涯現役が今の健康経営の目指すところで、ウェルビーイングとかダイバシティとか言われている、楽しい職場で心身の健康を保ち其々が気持ちよく仕事ができるように、時間(睡眠・運動など)と空間(快適環境・感染対策など)と人間(自己研鑽・セルフケア)に投資するのだそうです。例えば、タバコと睡眠と運動の三つは健康と経済に大きな影響を与え、高齢化の中で企業の利益率を左右するということです。睡眠不足は労働生産性を低下させるだけでなく食欲の増加につながり、食事量が多くなると体を動かさなくなり、内臓脂肪がついて脳心臓疾患のリスクが高まることが分かると、労働安全衛生法の面から企業が就業に規制をかける方法では対応できず、個人が健康管理する「セルフケア」を身に着けることが大事になってきます。私たちの事務所でも、数年前に助成金を利用して健康づくりに取り組もうと考えたことがあり、意外にも従業員はこのとき消極的で、保健師の面談は全員を対象にしましたが、軽いウォーキングなどでも参加率は低くて、暑さが落ち着いたら何をするといいかしないのがいいか迷いながら、ぼんやりと考えています。
