スモールトーク
いま在る環境の大きな変り目

気がつけば事務所の置かれた環境が大きく変わり、社会保険労務士事務所として今これに対応すべき時期に来ているように思います。本来ならば、昨年、開業から十年を迎え移転から2年を経過して落ち着くべきところで電子申請に取り組みたいと考えていました。しかし、母親の住む土地の立ち退き問題を放置できず、膨大な時間と費用を奪われてしまいました。母が施設に入居して身の危険も和らぎ少し落ち着きましたが、事務所の体制整備には一年ほど遅れをとったようです。今年に入ってマイナンバー対応も社労士業界の課題となり、一気に整備すべき時期が来ました。事務所の経営環境だけでなく地域の雇用環境も大きく変わりつつあり、そのためにも関与先の皆さんに何かすべきと考えていたところです。そこへこの春に中小企業庁から「小規模事業者持続化補助金」の募集があり“石川中央労務研究所”として応募し、7月に採択された旨の通知を受けました。その内容はこれまでの給料計算など事務代行業務に加えて、これまで以上に企業のヒトづくり「人材育成」を積極的にサポートしようというものです。パート・アルバイトに頼るビジネスモデルを見直し、永く“働くヒト”による業績アップを目指す長期的取組へのシフトです。賃金制度・評価制度が固まっている企業であれば、人事制度PDCAサイクルに「人材育成」をきちんと組み込むことで効果的な運営ができます。企業を強く元気にする取り組みとして近くご案内したいと考えています。また、経営情報・労務情報についてこれまで以上の内容でお届けするよう心掛けていきます。ご期待ください。
2015年7月31日