スモールトーク

よろず相談はじめました

エアコンを買うと助成金が貰えるという話が拡がっているようです。コロナ感染防止のためウイルス除去対策を施した機種のエアコンであれば感染拡大防止対策支援金?か何かの支給対象になるとかで、コロナ対策相談窓口が電化製品の割引受付のようになったというボヤキも聞こえてきました。そんななか、9月の初旬、私どもの事務所のエアコンがダウンしてしまいました。良くか悪くか私だけが事務所を留守にしていた日に台風が日本海に入り、南から山を越えて熱い風が部屋の窓に吹き付けていたようです。暑くて仕事にならず週末までには急いで取替修理を済ませてもらいましたが、コロナ感染防止対応の機材は間に合わず助成金の対象からは外れた機種でした。流行りの助成金申請は事後でも差し支えないとのことでしたが、残念なことにコロナ対応の後付けは出来ず、今回は助成金に乗り損ねたようです。もっとも、私どもは家賃を払って部屋を借りている立場なので、もとから修理代を負担するわけでなく助成金を受け取る理由もありません。ただ、コロナ絡みの空騒ぎに少し巻き込まれた気分でした。
 さて、コロナばかりに関わってはいられないと考え、この9月から石川県よろず相談拠点のコーディネーターとして、地場産振興センターにあるISICO(石川県産業創出支援機構)に毎週一日だけ出向くことになりました。社会保険労務士会からの募集に応じたもので、この先、事業運営にあたり雇用関係の助成金も含めた労働関係の経営相談が増えるとの見通しで、社会保険労務士を3名増員したということです。ただ、これまでのところ私の出番がなく、社会保険労務士としてどんな相談に応じることができるのか、ミニセミナーなどを開催しながら活動領域を示すことから始めなくてはなりません。一方では、社会保険労務士が入り口になって相談を始めても、話の展開によっては別のゲレンデで別の専門家も交えて相談することで解決の糸口が見つかることもあります。ISICOの石川県よろず支援拠点では社会保険労務士だけでなく中小企業診断士やITコーディネーター、弁護士、税理士、行政書士、その他の専門家が連携して企業の支援にあたっています。いくつかの領域にまたがる問題であっても対応できる体制だと思いますので、掴みどころのないことでも私を窓口にして課題を整理するつもりで気楽にご相談いただきたいと思っています。もちろん、相談は無料です。ただし、事務所の業務とは別口になりますのでご了承ください。

2020年10月22日