スモールトーク

イタリアントリコロール

 梅雨が近づくとコンビニに並ぶ冷やし中華が欲しくなります。本当に冷やし中華が食べたいのか、本当は冷やし中華でビールを飲みたいのか、なぜか分らないのですがエアコンを入れようか迷うような時期、焼き鳥ではなく冷やし中華にビールが合いそうな日があるのです。きっと、梅雨が明けてしまうと夏の風にあたって熱燗とソーメンが欲しくなるのと似た関係があるように思います。しかしこのソーメン、コンビニのソーメンではなく、浅い皿に薄い出汁でサラサラとお替りしたい感じです。ソーメンは麺自体に塩気があるので出汁は薄い方が美味しく、ごちゃごちゃと余計なトッピングもない方がいいようです。昨年の夏に試したのは薄めた出汁にトマトピュレ、今年はオクラもいいかと考えています。オクラは、昨年、花壇に植えてみたのですが、肥料不足か日照不足か或いは水やりが足りなかったのか、なかなか苗が生育しないままナメクジか何かに新芽を食われて花が遅れ、花をつけても実が大きくならずに枯らしてしまいました。アフリカ原産の暑さに強い高温性野菜で、強い日差しと肥料を好み、種子からも簡単に育てられるものの寒いと生育できないそうです。苗が見つからず、種子を売っていたのでこれを買い、グラジオラスの球根が残る花壇を耕して石灰と牛糞を放り込んで下地ができたところで、種子まきの時期としてギリギリだと分りました。暑ければいいということもなさそうで、種子の入っていた袋に多湿を嫌うと書かれていて、本格的な梅雨に入らないうち次の休み前には忘れずに早起きして種子を蒔くことにします。多湿を嫌う一方で、水不足や乾燥は苗の生育に悪く、たっぷりと水やりをするのも大事なことなのだそうです。だんだんと面倒になってきたところで、気になる収穫はまだまだ先のことですが、一日でも採るのが遅れるとサヤが固くなってしまうとのことで毎日こまめに食べなくてはなりません。魚屋にコゾクラが出てくるころまでにはソーメンを用意して、オクラが黄色い花をつけてくれないかと期待しています。

2018年6月27日