スモールトーク
コンビニオフィス
気がついたら、弁当や唐揚だけでなくレギュラーコーヒーやスイーツ類におでんも美味しくなったようです。わざわざ食べ比べたわけではありませんが、どこのお店も店内調理を取り入れていてコンビニだからと期待値を下げて買うことが無くなりました。これまでだと、仕事中にコンビニに入るのは、時間がなくて食事の時間がずれてしまったり、のどが渇いて冷たいものが欲しくなったり、どこか追われたような気持ちを抱えて落ち着かない雰囲気のときが多かったようです。このごろは、たまにですが、少し気持ちを整えたいときにも使えるようになった感じがします。子供の頃の立ち食いと変わらないのかもしれませんが、自分ひとり分だけ、その場で食べ切り飲みきりで時間の区切りをつけることができます。おそらくは想像以上に便利なのは、お店にあるコピー機がコピーだけでなくFAXやプリンターとして使うことができ、パソコンを持っていれば無線LANでWiFiも無料で使えるので、外で仕事をするスタイルの人にとってはイートインのお店をサテライト事務所のように利用できます。車で走っていると過剰かと思えるほどに増え続けているコンビニですが、地域によっては近所にお店がなくなって日常の買い物に不都合をきたしている高齢者など「買い物弱者」にとって貴重で欠くことのできない「一番店」としての役割も担っています。いわゆる「おひとりさま」を対象に開発した商品は都市部のシングルだけでなく地方の単身高齢者にとっても想定外の重宝さのようです。勝手に飽和状態と思い込んでいたコンビニは進化し続け、ノマドもおひとりさまも様々なライフスタイルを呑み込んで、近くにコンビニが有るか無いかで仕事の利便性にも影響を及ぼすようになりました。我が事務所では郵便物の一部が次第にコンビニのメール便に変わりつつあります。
2013年10月1日