スモールトーク
ゴーヤかパセリかケンザキナンバか
今年は少し遅めでしたが、チューリップの花がいくつか咲きました。いつものことながら、色ごとに花の時期も揃わず大きさも揃いません。長く楽しめると思えばうまくできたのかも知れません。もっとも、気温が低めだったせいか花壇で咲いている花はよかったものの、切花にして事務所で生けたらヒーターを入れた日に花弁が開きすぎて朝顔のようになってしまいました。花屋さんの花とは育ちが違うようです。
春の花は、球根から育つチューリップや植替えをしないポピーやヒナゲシなど手入れの楽なものばかり植えています。夏の花も秋の花も、肥料や植替えに草むしりや虫除けなど、何となく手間がかかりそうでなかなか上手にできません。数年前、アスターは根切虫にやられ、鳳仙花やインパチェンスは子供のころにゴマムシと呼んでいた手の指ほどの体躯の幼虫に食い尽くされ、矢車草は風に倒され、日日草は暑さにやられ、面倒臭さと研究不足で草むしりが負担になってしまいました。これではいけないと思いながらこの季節、今年こそは野菜作りにもチャレンジしてみようかと考えています。もう少し早く教わっておけばよかったのに、いつごろ何を植え付けするのかも分かりません。お店に苗が並ぶ時期を見逃さないようにするしかないようです。考えているのは、まずゴーヤ、簡単にできるのならパセリや大葉、花壇に植えても綺麗に見えそうで地産品でもあるケンザキナンバ(剣崎南蛮;松任に伝来の激辛唐辛子)、果たして幾つできるやら草むしりだけで終わらないように準備を進めなくてはなりません。子供の頃には父親が小さな温床を作って種から苗を育てていたことを思い出すのですが仏壇を開いて聞く訳にもいかず、大きな設備を持つハウス栽培の専業農家では全く素人と取り組みが違い、今になって、本屋さんに並ぶ家庭菜園の書籍やテレビの野菜づくりの趣味番組などが気になってきました。
2011年5月1日