スモールトーク
シングルズーム×単玉パンケーキ

長く使っていた写真機が壊れてしまい、ここ何年かはカメラを持たずに、アイポッドやタブレットで写真を撮っていました。短玉ワイド側だとパンフォーカスで感覚的には気楽に使えて、フェイスブックなどとも連動し易くていつも持ちあるいている便利さはあるのですが、撮ったあとの写真の出来上がりはもの足りないものでした。それ以上に、写真機ではないのでファインダーがなく、ディスプレイを睨みながら画像を確認することに馴染めず、撮影する楽しみという意味で頼りなさを感じていました。単車や写真は機械に深入りしないつもりで思案しながら、毎月この石川中央労務通信の表紙をお願いしているエンプティの武内さんに一眼レフを探してもらうことにしました。小さめのコンデジかミラレスの一眼に単玉パンケーキとスポーツファインダーも面白いかと考えながら、ゆとりがあるときにタブレットと併せてサブ的な使い途があるかもしれないというところで、ここは普通のデジタル一眼レフに絞り込みました。でも、銀塩写真から進化が止まって化石化した状況下にいる者にとって、フィルムの世界でフジが残りコダックが消えたことは分かっても、キャノンが事務機でオリンパスが医療機器でミノルタがプラネタリウムで伸びていても、デジタル化された一眼レフは何を選んでいいやら分りません。それで、イチオシが一世代前のペンタックスでした。新鋭機の装備は知りませんが、レンズはズーム一本で十分なレンジがあり、手に持った感じも程よい重さとバランスで縦位置も取り易く、とりあえず距離や露出はオートで使えるので不足はありません。更に望みをいえば、レンズは明るく小さい方が勝手がいいし、ボディは大きい方が手に馴染むし、キリが無いかもしれません。海で使えると一番いいのですが、これは今のレベルでは別の機材になりそうです。ここしばらく、気候も良くなってきたので、ドライブがてらにカメラを持って撮影できる日をつくりたくなりました。
2015年5月2日