スモールトーク
ボケのレシピ
何年も前に玄関の脇に移植したボケが実をつけました。花は毎年ちゃんと咲いていたのですが、今年の雪解けころから例年より沢山の花が咲き、枝の陰にカマキリの巣のように見えていたのが夏にはどんどん大きくなって紅く色づいてきました。腰ほどの高さしかない木に十個ほど、どれ一つ形が整っているとは言えない硬い実です。
このボケの実、大きくなるのを眺めながら食用にならないのかと調べてみました。ボケ(木瓜)はイチゴやリンゴと同じバラ科の植物で咳止めなどに使うカリン(花梨)に近いもののようです。確かに、枝にはトゲがあり、実はリンゴやナシに似て見えます。でも、ボケの実は硬くて酸味・渋味が強いため生食には適さず、果実酒・薬用酒として最適とのレシピが見つかりました。黄色くなってから漬け込む様ですが、我が家のボケの実はまだまだ紅くなりそうな気配で、収穫の時期に迷っています。すぐそばのハマナスの朱い実は既に虫たち鳥達の餌食となっていて、まだ早くてもボケの実が狙われないうちに採り入れるのが利口かも知れません。
2009年10月13日