スモールトーク
今が節目の新年度
4月は区切りよく月曜日からのスタートです。自分にとってもいくつかの節目なる新年度の始まりです。昨年度は社会保険労務士制度創設50周年の行事が多く、この業界としては新たな時代に入ったという意識をもって臨んでおり、私自身の登録証には社会保険労務士として登録したのが1984年と記録されていて社労士業務に関わって35年を経過することになります。平成の年号もこの4月いっぱいですが、私が登録したのはもうひとつ前の昭和の時代で労働省や社会保険庁が存在していた頃で、この先しばらくすると業界の中でも段々と珍しい存在になってしまいそうです。また、事務所としても平成16年の実質的な開業から15年を経過し、ちょうど平成の半分の期間を事務所の仕事に充てたことになります。年度替わりのこの時期、私はよく「節目」ということを言いますが、働き方改革など大きな流れの中に在る今の自分自身が節目に差し掛かっているように思い、内も外も変化せざるを得ない環境の中にいて自ら意識的に変わるに相応しい頃合いに来たかと考えています。この年度末、昨年の春からのことを振り返ってみると、自分の人生のキーストーンとなった人が相次いで亡くなりました。いつでも会えると思いずっと会えなかった学生時代のサークルの先輩、在職中は勿論のこと退職後も講師に亘りお世話になり続けた会計事務所の先生、開業前からお声をかけて頂き独立するにあたり心の支えでもあった社労士の先生、感謝の言葉もお礼の言葉も十分に伝えることができなかったことが心残りです。そして、つい十日ほど前、遠く及ばないとはいえ事務所の将来の一つの目標として見ていた社労士の先生も急死され、目の前のことにだけ関わっていられない様な気がしてきました。この先、長く安心してお付き合いして頂ける事務所となるには何をすべきなのか、長く安心して働いてもらえる事務所となるには何をすべきなのか、考えるべき課題が数限りなくある中から一つずつ取り組んでいきたいと思っています。
2019年4月7日