スモールトーク
北陸新幹線による関東エリア拡大
ネット配信による経済番組が選んだ今年2015年のヒット商品のトップは北陸新幹線だそうです。乗客数が在来特急の3倍とJRの見込みを大きく上回り、開通区間はもとよりこれまで関西圏の観光客が多かった山代温泉や福井県あたりまで、関東圏の人が増えてその数が逆転するなど周辺地域への波及効果にも着目されています。距離の割に時間のかかり遠く感じられた金沢が東京から2時間半に短縮され、一泊すれば十分な行動範囲に入ったということでしょうか。これは、金沢からも2時間半の距離になったということにもなります。仕事がら出張が少なく、私自身はまだ北陸新幹線に乗る機会がありませんが、先日、名古屋で開催された研修会に参加した際の移動時間が2時間半でした。早朝に在来の北陸線“しらさぎ”に乗り米原で新幹線に乗り継いでこの時間ですので、在来線だけだと3時間近くかかることになります。大阪まで“サンダーバード”に乗っても同じ様なもので、東京も大阪も名古屋も時間にすると変わらないことになりました。今回はスーツにネクタイを締め乗り継ぎもあって、社内で缶ビールを開けるほどのゆとりはないものの、車での移動と比べれば気分はリラックスして、できれば東京へも新幹線で行ってみたくなる行程でした。小松から東京まで出るには、急ぎなら空港に車を停めて飛行機を使うか、時間があれば高速道路のサービスエリアから高速バスに乗る選択肢もあり、時間とお金にゆとりがあるときは缶ビールを飲みながら新幹線を使うという選択肢が増えました。日帰りするのは勿体ない気がしますが、これからは正月ラグビーを見てその日のうちに帰るような日程が簡単に組めます。
2015年12月8日