スモールトーク
台風が過ぎても網焼きの夏

今年は梅雨明けが7月9日と例年より2週間以上も早く、それからは暑くて長い夏がいつまでも終わらないような毎日が続きましたが、台風が日本海に抜けて一雨あってからようやく秋の虫が騒ぎ始め、幾分か朝夕に季節を感じるようになりました。大雪の冬と猛暑の夏と、おそらく記録としては異常な年になりそうですが、気分としては冬らしい冬に夏らしい夏があるのは結構いいもので、これに春と秋の過ごし易い季節がもっと長ければ悪いものでもないように思っています。大きな災害のない地域に暮らしているからかも知れませんが、寒い季節には寒い時期のものを食べることができて、暑い季節には暑い時期の食べ物を口にすることができるのは、自分の体そのものが季節に応じて変化してきているような気がして、砂が残る板の間で麦茶のペットボトルと並んでゴロゴロと涼んでいる自分が愛おしく思ういい夏を過ごしました。
この夏、焼き肉やバーベキューがいつもの年よりも多くなりました。例年なら町内会の夏の恒例のイベントとしてバーベキュー大会を開催しているのですが、今年は豪雪のため除雪費の出費がオーバーしたためバーベキュー大会を取り止めて除雪の超過費用に充てることにしたそうで、この計算だと焼き肉は1回減になるはずでした。ところが尋常ではないこの暑さ、ソーメンよりも焼肉ということなのか、回数増加の結果です。何人か集まることがあると打ち上げだの何だのと言うことになり、流れはビールと焼き肉ということになってしまいます。気がつけば二週に1回のペースで網焼きの煙を被ることになりました。ただ、この暑く長い夏を乗りきることができたら、次はウエイトコントロールも心がけねばならないようです。連日の暑さから、これまでになく海辺で涼みながら一服する日が多い夏になりましたが、海上に出る機会が少なく体を動かす機会が少なくなったことを感じています。
2018年10月4日