スモールトーク

工業団地で入社員研修

 新年度が始まり、各企業では新卒社員の受け入れ時期になっています。リーマンショック以後しばらくの間は採用を控えていた企業も次第に新卒採用を増やし、小規模企業ではだんだんと採用が難しくなってきているようです。何年ぶりかで研修実施の依頼を受けた粟生工業団地組合の新入社員研修では、例年になく研修受講者が多く、新鮮で活気ある受講生が会場いっぱいに集まりました。二日間かけて実施した研修では、企業人として長く勤めるために必要とされる基礎スキルと基本マナーに重点を置いて、自律的な社会人となることを目指して5人の講師とともにトレーニングを積みました。この団地組合では、見習いが解けて本採用となる6月にはフォローアップ研修も予定されており、講師陣も次の企画に取り組んでいます。できればもう一度、4~5年して今年の受講生の人たちが成長した頃に、中堅社員として次のステップを目指す研修を実施できないものかと考えています。なお、5月には小松商工会議所で若年従業員を対象とした企業人基礎研修を企画しています。企業が人材育成のために必要とすることは少なくないはずですので、今後まだまだ求められることが多くあると考えています。

2014年4月11日