スモールトーク
快適な社労士試験

久し振りに社会保険労務士試験の監督をしました。今年の試験は第46回目ということで、従来は金沢駅に近い予備校や専門学校を会場にして行われていた試験は、前回から金沢市南郊の野々市々にある金沢工業大学に場所を替えて実施されています。金沢駅前と比べると交通の便にはやや難があるせいか、昨年の合格率が極端に低くなったせいか、景気が少し上向いて試験への関心が薄くなったせいか、理由はよく分りませんが受験者の数は少し減ったようです。その分、最後まで頑張って試験をあきらめない人が多かったような気がします。これは、空調や採光・照明・音響など試験室の環境が良くなり試験に集中できたことが理由かもしれません。試験監督をしていても暑すぎたり冷えすぎたりというほどの様子は見うけられず、受験された皆さんは一年間の努力の成果を十分に発揮されたのではないかと思っています。残念だったのは、午前の択一式の問題にも、午後の選択式の問題にも、試験問題の一部に誤植があったということで正誤表が配られ、受験する立場からは随分と迷惑なことになってしまいました。私が監督を担当した試験室は他の部屋と比べて欠席者が多くて受験者の顔を見やすく、眺めているとどこかの研修でお会いした方かと思ったり、訪問させて頂いた企業のご担当者のような気がしたり、お声をかけてみたい気持ちを抑えながら無言の一日でした。当然ながら、試験日当日に試験会場で特定の受験者と親しく会話はするべきではありませんので、会場では知り合いと顔をあわせても何もない様子で行き交うだけですが、試験終了後に合格点まで見込めそうな方からメールを送ってもらい、今から合格発表の日が楽しみになってきました。また、これも当然のことながら、担当の試験室では不正行為もトラブルもなく無事に一日の試験を終えたことに安心しました。
2014年8月31日