スモールトーク
成長のための見直し
このたび、私どもの事務所では報酬料金を改定することとさせて戴きました。育児休業利用者の増大や雇用契約と労働条件の多様化に加え、マイナンバー制度やインボイス制度の導入により業務が著しく煩雑化し、さらに情報サプライチェーンのセキュリティ強化が求められています。これまで、事務所の業務規模拡大とスタッフの対応能力向上により報酬料金の維持に努力してまいりましたが、人件費や消耗品費など諸経費の高騰によりこれまでの企業努力だけでは対応が困難と言わざるを得ない事態に至りました。私どもの業務の質を向上させサービスの提供を継続するため、このたびの報酬料金の改定を実施することとしたものです。顧問先の皆さまには、何卒、諸事情をご賢察いただき、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。なお、顧問先の皆さまにはメールマガジンやホームページを通じて経営情報の提供を行っていますので、紙によるニュース提供と併せ、是非、ご利用いただきたく強く登録をお勧めいたします。また、今後になりますが、紙による資料提供を電子データによる提供に切り替える時期もあるかと思いますので、こちらも早めに対応をご検討いただきたいと考えています。
デフレ経済からの完全脱却ということで、コストカット最優先の考えを成長重視の方向に転換し、賃上げと減税により投資を促すのが政策の様です。石油価格の長期的な上昇や最低賃金の大幅な引き上げ、食料品や公共料金の値上げが続くなかで株価が上がり、狙い通りインフレ気味に推移してきたのは政策が功を奏したのかも知れません。しかしこれを成長というには未だ実感に乏しい感じがします。高齢社会に於いて労働力不足は明らかで働く人の力を無駄にすることはできませんし、地域の賃金格差が解消しなくとも若年労働者の育成は怠ることができず、自らの事業を信じるなら投資をためらう理由がないだけだとも考えられます。ここを考えるヒントと余力が必要です。経営者・管理者に於いても雑務に囚われることなくコア業務に集中することが期待されます。私どもは、アウトソーシングとコンサルの両面から顧問先の企業の皆さまの事業をサポートすることが可能ですので、状況に応じてご利用いただければお役に立つことが多いと考えています。そのためには、私どもが今以上に能力を向上させることが必要です。顧問先の皆さまの役に立つ情報提供だけでなく、業務の改善を支援するソフトやツールの提供、人材の採用や育成を支援する仕組みづくりなど、私どもが成長の基盤となる業務を身に着けることも心掛けていきたいと考えています。