スモールトーク

新大阪東口の編集会議

 名古屋市内で研修会が企画されることの多い石川県社会保険労務士会ですが、これは会に中部地域というくくりがあって、県内で開催するのでなければ北陸三県か或いは少し拡がると東海四県を併せて名古屋が会場ということのようです。ところが、受講する対象者が限定される研修ですと会場数が少なくなるので名古屋での開催が見送られることもあり、この秋に一泊二日の介護事業研修が大阪で開催されるという通知を受けてこれに申し込みました。10時まで事務所にいて急いで乗り込んだサンダーバードが神戸線の事故の影響で遅れてしまい、昼食を抜いても研修の開始時刻に間に合わないという情けないスタートです。かなりタイトな日程でしたが、一日目終了後に晩飯を兼ねて事務所通信の編集会議をやろうと、大阪在住の岡崎凛さんと武内正樹さんに声をかけ、研修会場に近い新大阪駅まで出て来てもらうことができました。折角なので粉ものをという話だったのが、お好み焼き屋さんは席が取れず難しく、東口に近い焼き鳥屋さんに入り、ゆっくり話をしているうちに遅い時間になってしまい、そのままホテルに戻りました。翌朝の東口はにわか雨もあって雰囲気が変わり、青空マーケットで賑わう公園広場を抜けた先の研修会場で二日目の講義です。介護事業に関わる様々の方向から多くの人の話を聞き、ケースワークでは介護事業の労務管理に携わる社労士の取り組み方を教わりました。この先まだ高齢者が増え続けるのに伴い介護人材も需要が増えて、2025年までに55万人毎年6万人ずつ介護人材を確保する必要があるということです。このため、介護職員の処遇改善加算、中高年の介護補助職への育成活用、外国人介護人材の受け容れ拡充など、いくつもの施策が講じられています。ただ、介護業界では「保険外」「中重度化」「自立支援」「ロボット」「アジア」をキーワードに2025年をパラダイムシフトの目安と見ているものの、まだ中長期の根本的な改革案がまとまらない状態にあるそうです。

2018年11月1日