スモールトーク

新年度に新体制

 年度初めの4月1日、今年は日曜日からのスタートです。このため、実質的に人が活動を始めるのは月曜日の4月2日になることが多いようです。私どもの事務所も1日の日曜日は休みを頂き2日から通常どおりの業務になります。とはいえ、仕事柄、このシーズンは入社式や新人研修などの人事イベントが多く行われる時期で、私も入社オリエンテーション研修からの新年度業務開始です。研修講師を業務とするものではないので、連日の研修で走り回るほどの日程ではありませんが、例年、3月中旬から4月中旬にかけては新入社員研修で事務所を空ける日が何日かあります。ただ、今年の年度初め、いつもの年と少し違うことがあります。ひとつは一年ほど前から設立にかかわっていたNPO法人の障がい者就労支援事業がオープンして活動を開始すること、もう一つは社会保険労務士資格を持った新スタッフを事務所に迎え入れることです。たまたまかも知れませんが、新スタッフは社会保険労務士資格を有するだけでなく介護施設や障がい者施設での勤務も経験している人物です。事務所として特定の業界にだけ特化したサポートを展開するつもりはありませんが、この分野ではこれまで以上に細やかな支援ができることと思われますし、それ以外の分野においても新たな視点からフレッシュなアドバイスをお届けできることと考えています。これまでも、社会保険労務士事務所として、労務管理・社会保険の専門性を高めることと併せて、企業の経営・管理という面から考えた常識的な一般性を見失わないことも大切なこととだと考えて業務に取り組んできました。その意味で、全人生が労務管理一筋のエリートではなく、行政の裏を知り尽くしたOBでもなく、それぞれの仕事を通じて色々な人達との付き合いで身につけた素人的な感覚を大切にしつつ、業務の経験を重ねる中で得ることのできる専門性を研ぎ澄まして、しなやかで幅広い感性を持った「気づき」のある事務所として、新しい年度を新しい体制をもって業務に取り組みたいと考えています。

2018年3月31日