スモールトーク
日焼けサンダル

社会保険労務士の試験は8月の下旬に開催され、社会保険労務士会が試験を実施することになってからは例年ならお盆の後の日曜日は試験の要員として会場に貼りついていたのですが、今年は同じ人が何年も連続しないように責任者が個別指名したら人手が足りたということで思わぬ時間ができてしまいました。昨年までは会の役員は必ず担当しないと人数が不足といわれていたのが今年は7月半ばになっても連絡がないまま梅雨が明け、そろそろ説明会の日程も確認しておこうかと気になってきたところでようやく要員外と判明しました。今年も8月後半は休めないつもりでいたので外洋クルーザーに乗せてもらう手配もできず、遅れないうちにお盆の後片付けだけはしなくてはならないので、その前に少し様子を見ようかと海に出かけてきました。
夏らしい暑い日が続いて、お彼岸ぐらいまではまだまだ海水温が高く台風さえ来なければ海に出るにはベストシーズン、この日は穏やかな海面に落ち着いた風が吹いて初心者にとっては年に一度あるかないかのコンディション、分っていれば前日から海に出る準備をしておくべきでした。風は3~4メートル、波は50センチもなし、日中はもう少し風が上がってきただろうと思います。いくら下手クソでも、日焼け止めもウエアも持たなくても、1時間だけで戻るにしても、艤装を手伝うだけでは勿体ない草レース日和でした。もっとも、波を切って走りたいベテランセーラーにとっては海上に漂うだけの退屈なコンディションということで参加者の集まりが悪く、考えようによっては最下位でも順位は落としようがない貴重なレースだったかもしれません。ともあれ、忘れかけた艤装も思い出し、久し振りに海の風と夏の陽にもあたり、これでこの夏を越せるという朝でした。家に帰ると足にはサンダルの日焼け痕が残り、僅かのことでは驚かなくなった母から不可解な目で見られています。
2012年8月31日