スモールトーク

木場潟ウォーク

ひさし振りに木場潟を一周してみました。10メートル近い風に水面が波立つような日でしたが、背中から風を受けてスタートしたこともあって軽く歩くことができました。干拓されて消えてしまった今江潟や半分ほど残っている柴山潟と比べて、小さくて汚い潟という印象しかない木場潟でしたが、何億もの公費予算をつぎ込んだだけあって周辺の歩道や樹木は整備され、1時間半足らずのウォーキングには勿体ないような水辺でした。
 もう一週間早ければ何百本もの桜に花が残っていたかという時期でしたので、まだ木や葦も茂らずに広々とした潟を左に見ながら歩き始めると二人乗りのカヌーが放水路に向けて漕ぎ出していきました。波を避けて湖面での練習を諦めたのかも知れません。91年の国体を機にレーシングカヌーのコースが設けられていて、国外のチームも北京オリンピックの強化合宿の拠点に決めるなど、この夏はこの小さな潟が例年以上に賑やかになりそうです。

2008年5月2日