スモールトーク

梅雨の晴れ間にラグビー観戦

 百万石まつりが終わった次の日曜日、梅雨の時季にしては明るい陽射しを受け落ち着いた風が吹き抜ける陸上競技場で、母校のラグビー定期戦を観戦してきました。夏の風に吹かれて汗をとばし緑濃く育った芝生を眺めながらガブガブと飲んで応援するラグビーは、厚着してウイスキーを舐めて見るのとは一味も二味も違う趣でした。ゲームは22対28、数字だけだと両社トライ数は4で並びゴールで差がついたという結果で、横浜にいるラグビーファンの同窓生からは接戦の末の惜しい試合と印象だったようです。ただ、スタンドから見ていた印象ではエリアやスピードから得点以上の差がある感じがしました。モールやラックに持ち込んだりセットプレーになると互角以上とも見える我が母校ですが、密集からオープンに展開するとノックオンが目立ち、何度もインターセプトされたのは相手ディフェンスのプレッシャーが大きかったようです。オリンピックに向けてセブンス候補選手が抜けてベストメンバーを組める時期ではなかったことも一因か、自陣でのインターセプトから一気にゴールポスト下までの独走トライを続けて決められるなどもろさが見え、学生チームを冬の選手権に向けてこれから作り上げていくプロセスにも関心が向きます。チームづくりとしてみると、ワールドカップラグビーを目ざした日本代表チームにも関心が集まります。15年の南アフリカ戦ではゴールキックの画ばかり流されましたが、バックス陣に限らずフォワードやハーフの選手たちがサンウルブズほか各地のチームに散っていて、彼らが代表チームに集結したときどんな役割を果たすのか、世界レベルに近づいた活躍を見るのが楽しみです。

2016年7月19日