スモールトーク

縮んだウエットスーツ

昨シーズンは着ることのなかったウエットスーツ。二年振りに引っ張り出して何とか身体は詰め込んだものの、背中のファスナーを閉じてセットアップするとワンサイズ縮んだみたいに首が締まり息苦しい感じさえします。ここ暫らくは体重に大きな増加もないつもりなのに、姿勢が悪くなったのか体形が変わったのか、今の自分は二年前の自分ではないことを自覚して海に出ました。この日は市民体育大会セーリング競技の日程で、普段からお世話いただいている人たちがレースに出場してしまうと運営の手が足りず、ルールも充分に知らぬままにモーターボートに乗ることになりました。バッタの絵の入ったシーホッパーのクラス旗・白地に青い十文字のエックス旗・四角い青枠のピー旗・黄赤青黒とカラフルなゼット旗と旗の名前を覚えて、レース海上に置くマークとアンカーを積むと小さなボートは体を置く場所がないほど狭く、ウエットスーツの窮屈さは忘れてしまいました。陸上では穏やかに見えても海上の風は5メートルを超え少し頭が白くなる波の高さは60センチほど、ベテランの人達にとっては少し物足りないコンディションだったのかもしれません。見ている側からは少し長めのラインかと思いましたが、見通しが効いてスピード感もあり、寒さも気にならない楽しいレース日和からシーズンが始まりました。今年はこのあと海に出る機会が何度あるか分りません。潮風にあたるだけでも、このシーズンは海に近づきたいと思っています。

2013年7月1日