スモールトーク
4連休に3つのお願い
1年遅れのオリンピック開幕に合わせた夏休みのような7月の4連休は、もうすでに武漢コロナのワクチン接種を終えて広々とした自然の中でゆっくりと梅雨明けを楽しもうという方も多かったかも知れません。しかし、私どもの事務所では災難にも近い連休になってしまいました。もともと給料計算の締め日が20日という企業さんは少なくない地域で、支払日が25日から月末あたりまで散っているので、支払日に合わせて事前に振込作業をするには連休期間中に私どもの計算作業が必要というわけです。地域社会の生産性が向上するなら災難ではなく貢献だと言えなくはないと思いながら、スタッフにも出勤してもらいエアコンを効かせた事務所に籠って仕事を続けていました。連休が明けると各地でコロナが急拡大して、個人の立場からこれ以上にどんな対策をしていいのか、これまで続けている対応が本当にこれでいいのか、不安と疑惑を打ち消せないまま8月を迎えます。オリンピック開幕の連休で企業が休みに入って人流は減少したというのが中央の現象のようです。実際に一日中エアコンを稼働させ続けて自宅に引き籠ったままテレビでオリンピック観戦している人が多かったということだと思います。でも、全ての人が引きこもったわけではなく、地方に流れてきた人は少なくなかったような気もしています。ワクチン接種を終えた高齢者や、暑さのなか元気に汗を流す若者や、夏休みではしゃぐ子供や、今年も難しい環境に置かれていることを認識せざるを得ません。大都市では感染者数の増加傾向が明確になり更なる感染拡大の可能性が高まる一方、ワクチンの接種が進んでいるなか4連休・夏季休暇・お盆・オリンピック・パラリンピックなどがこの夏に集中するため、新型コロナウイルスとの闘いにおいて今が山場だと考えられていて、この山場を乗り越えるため感染拡大を少しでも抑えることが求められています。夏休み期間中の感染拡大を防ぐために、少しでも体の具合が悪い場合には医療機関に相談するなどこれまでの基本的な感染防止策に加え、新型コロナウイルス感染症対策分科会会長談話として、[Ⅰ] 都道府県を越えた移動は控えめに、[Ⅱ] 普段会わない人や大人数・長時間での飲食は控えめに、[Ⅲ] オリンピックの応援は自宅で、という3点の「お願い」が出されています。その気になれば受け容れの難しくないお願いのようです。
2021年7月31日