スモールトーク
年度末の定期健康診断

日付を確認して問診票と誓約書に署名してから、検便容器と受診費用の封入を終え、工事で通行止の道路を国道まで迂回して検診センターの駐車場に車を入れたのは受付締切まで際どい時間でした。慌てて玄関から階段を上って受付の行列を見ると、自分がマスクをしていないことに気が付き駐車場まで取りに戻りました。もう一度、カウンターで受け付けしてもらい、まず健康保険証が必要とのことでしたが準備していなくて、マイナンバーカードでも差し支えない…というようなニュアンスで何とか受付手続が進みました。ここ何年か同じ病院で定期健康診断を受診していて何となく慣れたような気がしていますが、先払いの受診料が機械化されて事後清算になっていたり、釣銭の心配がいらないカードでの対応が進んでいたり、受診の不安と物珍しさを混ぜ合わせて最終グループで検査を受けることになりました。先ずは検尿から、食事も水分摂取も制限されているのでタイミングよくいくかどうか、余りたっぷりでも良くないかと考えたり、まあ、ここは無事に通過しました。次からが最終グループのゆとりで、ゆっくりと時間をおいてからの血圧測定は気分も落ち着き普段より数値が低く出たようです。その後はちょっと苦手の血液検査、今年の採血は右腕から、体を横にして針を入れてもらい、痛みも無く痕も残らず上手に終わりました。今回は検査項目が少し多くなっていて、視力聴力や肺活量など幾つもの検査を受けているうちに自分の順番が殆ど最後だと思うと気が急いてしまい、これは検査が遅れたのでなく前日の夕食時間が遅かったのでカメラを吞む時間も遅らせたのだろうと考えをまとめながら落ち着いた時間を過ごすことができました。触診や胸のレントゲンから腹部の超音波、そして、最後は胃の検査で、いつも大変なところです。もともと、バリウムを飲んでエックス線検査を受けていたところ、ある年は検査後に座って居られないほどの下痢状態でトイレに籠りきりになり、ある年は腹にセメントを流し込んだみたいな便秘状態が続き、そのうえ、精密検査が必要とされて胃カメラで再検査することが多くなり、これなら最初から胃カメラを吞んだ方が一度で済むだろうという結論でした。そのころの胃カメラは、今と比べて酷いものという印象しかありません。とにかく、物理的に今よりずっと太いチューブを使っていたと記憶しています。さらに、それを操る技師やスタッフの熟練度も十分ではなく、健診より治療に向けた意識が強かったかも知れません。初体験は仕事場に近い公立病院で、病棟の患者さんに混じって順番を待ちながら説明を受けるうち、眼鏡を外して喉に薬剤を入れて天井を向いた後から「注意書きをよく読んで」と言われるような流れで、ぼんやり不安な気分のまま悶えながら自分の胃の画像を眺めていたような覚えがあります。この頃と比べると今回は飛躍的に楽で、足を押さえつけられることも、手を握ってもらうこともなく、無事に終了しました。ドクターから幾つかチェックとアドバイスを受け、全ての検査結果は3週間後に通知されるとのことなので、それまで暫くの期間は保留状態で過ごすことになります。
